早ければ来月上旬にも備蓄米5キロを2000円で店頭販売すると、意欲を見せた小泉進次郎農林水産大臣。これから放出する備蓄米・随意契約の具体案が26日に発表される。
■5キロ2000円実現へ…ネット販売検討!?
小泉農水大臣
「備蓄米をこれから店頭で2000円で並ぶようにやっていくという話をさせていただいて、『よく分かった』と農家の方にも言っていただけたのは非常にありがたかった」
小泉農水大臣はこの週末、北海道のコメ農家らと意見交換をした。
小泉農水大臣
「もしも事業者の方が手を挙げていただいて契約ということになれば、今いただいている声の一つは早ければ1週間程度で店頭に、2000円の5キロの備蓄米を並べることができるという方が出てきています」
果たして、備蓄米は狙い通り流通するのか?
小泉農水大臣が真っ先に会ったのが、ネット通販大手・楽天グループの三木谷浩史会長だ。
小泉農水大臣
「今後のコメの流通ということも含めて、お話を伺いたいと思って」
三木谷会長
「直接卸して販売をしていくことが行えれば、一つの突破口になるのではないかなと」
備蓄米のネット販売の可能性について意見交換をした。
三木谷会長
「ネットだからこそ、スピーディーにできる。さまざまな形で対応していきたいと思う」
この面会後、三木谷会長は随意契約に参加する意向を明らかにした。
随意契約の対象は1万トン以上の備蓄米を扱える大手の小売業者とし、条件に当てはまると想定されるのは50社ほどだという。
■コメの適正価格は? 消費者からは…
小泉大臣が備蓄米の店頭価格を5キロ2000円で推し進めるなか、気になるのは今後のコメの適正価格。一体、いくらになるのか?消費者からは、次のような声が上がった。
コメを買いに来た人
「安くなればうれしいので、買いますけど。ずっと2000円、3000円でいけるのかはちょっと疑問です」
コメを買いに来た人
「農家さんもあんまり(価格を)下げ過ぎちゃって、やっていけなくなると困るし」
23日、小泉農水大臣が都内の精米店を訪れた際には…。
小泉農水大臣
「最近のコメの状況をどう感じていますか」
精米店 店員
「やっぱり高いですよね。とにかく高くて」
沿道からは「農家も守って」と訴える声が上がった。
農家を名乗る人
「大臣、農家のことも考えてやってください」
小泉農水大臣
「はい、ありがとうございます」
農家を名乗る人
「お願いします!」
小泉大臣
「はい」
農家を名乗る人
「お願いします。うち農家なんで」
小泉農水大臣
「はい、ありがとうございます」
小泉農水大臣は価格の安い備蓄米が出回ることで、全体のコメ価格を下げたいと意欲を見せる。
小泉農水大臣
「2000円の備蓄米を入れて、この異常な高騰をなんとか私は抑え込んでいきたい」
関係者によると、農水省は26日にも正式にコメ対策チームを立ち上げる方針だという。
■自民党内から“釘を刺す”発言も
一方で、自民党内からは…。
自民党 森山裕幹事長
「安ければいいというものではない。再生産をして頂ける価格こそが、我々が目指すべき方向性である」
自民党・農林族の“ドン”とも言われる森山幹事長は「安ければいいというものではない」と釘を刺した。
■5キロ3000円以下でも…農家は生活できない
では、コメの適正価格について、農家はどう考えているのか?
千葉県東庄町で33年間、コメ農家を営んでいる多田正吾さん(67)。これまで田んぼの8割で飼料用のコメを作ってきたが、今年からすべてを主食用のコメに切り替えた。
多田さん
「肥料は4倍くらいに上がってます。油が3倍くらいに上がってる。(販売価格は5キロ)3500円そこらで止めてほしい」
多田さんの暮らす集落では、物価の高騰だけでなく後継者不足もあり、20年前におよそ40軒あったコメ農家が、今では3軒しか残っていないという。
そして、水戸市内でおよそ20年、コメ作りに携わってきた農家の大谷広城さん(58)はこう話す。
「新米が(備蓄米と)同じく2000円台で流通されると思われるのが一番怖い。今の(5キロ)5000円は農家からしても高すぎると思う。だけど、(5キロ)3000円以下でも農家は生活できない。(5キロ)3500円くらいになれば、農家の方もやっていける」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年5月26日放送分より)
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